阪神ダルクとは・・・
阪神ダルクは今日一日薬物を使わずに生きることを手助けしています。薬物をやめ続けている仲間がやめたい仲間をサポートすることを大切にしながら、回復のための様々な環境作りをしています。薬物依存は複雑に絡み合った問題を内包し、ひとりでは解決できない問題がたくさんあります。もう薬物によって自分を傷つけ、苦しむ必要ないのです。私たちと一緒に薬物から解放された生き方を楽しんでみませんか。
兵庫県は全国の都道府県別人口7位の県でありながら、薬物依存症及びアルコール依存症の回復支援施設がまだまだ不足しており、他県の取り組みに頼っている状況です。阪神地域の人口は、約175万人で、県全体の約31%を占めています。しかしながら、アルコール、薬物、ギャンブル依存症の回復支援の資源は不足しており十分なニーズがあると思われます。ここ阪神地域から、日本全国の多くのアディクトやご家族の笑顔に出会うために、回復の希望というグッドニュースを伝えていきたいと思います。
■全人的人権を擁護し、依存症者の人格の威厳・尊厳の回復をはかる。
■本人や家族および各自治体や国家からの委託を受け薬物依存など、様々な依存症問題に関する統括的なサービスのコーディネート。
■薬物依存症者やその家族などに適切な回復プログラムを提供し、再発予防、回復支援、社会復帰をサポート。
(1) 相談支援事業概要
※ご本人とご家族からの相談を受け、問題を整理します。先ずはご連絡ください。 ☆ 本人に対しては薬物を止め続ける動機付けをし、医療・リハビリテーション・自助グループ(NA等)につなげる窓口になります。 ☆ ご家族に対しては、本人との関わり方を見つめ直してもらい、家族の自助グループ(家族会等)に参加をご提案するための窓口となります。 ≪内容≫ ☆ 電話相談 ☆個別相談(本人・家族) ☆ 関係機関との連携活動(医療機関・福祉機関・司法機関・教育機関等) |
(2) 地域におけるメッセージ活動
地域で薬物関連の問題で悩む人たちに対して、精神病院等に回復の希望が持てるメッセージを運びます。 また当事者の体験談を発表するような集いを開催し、地域の中でいまだ治療の糸口がつかめず苦しんでいる依存症者に回復のきっかけをつくります。 ※各病院等へのメッセージ活動のご要望を随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。 |
(3) 予防啓発活動
学校や地域の団体等での講演活動を継続することにより、地域における薬物問題の予防、 特に10代の若年層が興味本位で薬物に近づくことを抑止すると共に、地域において薬物依存症の回復者が出てくるような地盤を作る一端となる活動を継続していきます。 ※各学校講演、勉強会、セミナーなどのご要望を随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。 |
(4)家族のケア
「犯罪」という側面で捉えられがちな依存の問題は、時として家族を社会から孤立させ、 家庭崩壊などでも苦しませます。そのような訳で、家族や周囲は依存症者の問題に巻き込まれ、心に傷を負った状態にあります。 当事者の回復を望むなら、家族や周囲の方々も自分が回復していかなければ、健全な家族関係を構築していくことが出来ません。 即ち、当事者の回復と家族の回復は両輪の関係といえます。 ※先ずはお一人で抱え込まず、どんなことでもご相談ください。きっと解決への糸口が見つかると思います。 |