阪神ダルクが築地連協会長及び、阪神ダルク担当窓口(以下、両者)との間で守るべき約束について

1  入所者が外出する際には、原則2名以上で行動します。職員、もしくは回復が安定した自助メンバーのどちらかが付き添うようにいたします。ただし、入所者本人との話し合いにより単独行動が可能と職員が判断する場合があります。尚、問題が生じた場合には職員が責任をもって対応いたします。

2 入所者が薬物(アルコールも含む)をダルク内に持ち込んだり、使用することは一切禁止とします。ただし、病院で処方されている薬や病気の治療薬はこの限りではありません(もっとも、乱用目的が明らかな時には、持ち込み禁止の対象とします)。

3 入所者に対し、暴力(言葉も含む。以下、同じ。)は一切禁止であることを徹底して指導します。また、入所者に対し、地域住民に対して、危害を加えないよう繰り返し指導いたします。

4 入所者同士での金銭の貸し借りや施設内での賭け事は一切禁止とすることにより、入所者同士がもめることを防止し、もって、地域住民の不安を高めないように責任をもって対応いたします。

5 入所者が、上記2項及び4項の禁止事項に該当する行為を行い、あるいは、ダルクや自助グループ(薬物、アルコールから回復を目指す集まり)で知り合った仲間と薬物を使用したり、密売人などの連絡先、薬の入手方法を教えたことが判明した場合は、面談を行い退所、入院、施設移動とします。ただし、法令上の要件を満たさない場合はこの限りではありません。

6 職員は、入所者の相談に乗りながら体調に注意を配り入所者が安定した生活を送れるよう支援します。もっとも、地域の中でトラブルが発生した場合には住民より阪神ダルクまで連絡をいただき、職員が状況に応じ責任をもって対応を行います。

7 職員は、就業時及び就業時間以外でも入所者と共に行動する時には名札を着用することを義務付けます。

8 入所者が新規入所または退所した際には速やかに両者に連絡を行うことを原則とします。

9  外出時間は原則朝8時から夜10時までといたします。  

10 阪神ダルクが発行する定期刊行物を両者に配布いたします。

11 阪神ダルクは、毎月の予定を書面にて作成し、両者に対して共有いたします。

12 個人が特定されるSNSの発信はしないよう徹底いたします。

13 常時、緊急連絡先を玄関ドアに掲示いたします。

令和5年 11月6日

築地連協会長

阪神ダルク担当窓口

一社)かえでの会 阪神ダルク

☆仲間の体験談☆「阪神ダルクありがとう~そして依存から回復への道~」アルコール依存症のまっちゃん

 アルコール依存、パニック症状がひどく家を失い町を一週間彷徨って夜回り先生に発見され阪神ダルクさんに救出保護そして部屋を与えていただき入寮させていただきました。2023年5月17日のことでした。私の年齢は52歳です。保護していただかなかったら死んでいたと思います。

 ダルクでの入寮生活プログラム、自助グループへの参加は酒で身も心もボロボロだった私にとってはとてもありがたいものでした。

 そして自分の酒まみれの人生を反省し見つめ直すにはいい機会チャンスを与えていただきました。グループホームでの生活は大変厳しいですが私の潜在意識の中に酒をやめたいという思いがあるので 一日一日断酒できています。酒とは縁を切って一日一日を大切に酒だけには手を出さず人生やり直します。 本当に阪神ダルク仲間の皆さんには感謝しています。毎日ありがとうございます。 阪神ダルクのレクリエーションで施設長をリーダーに 入居仲間と一緒に奈良の天川村コテージに2泊3日連れて行ってもらいました。大自然に囲まれた素晴らしい場所でした。みんなでBBQ最高に楽しかったです。私自身素面でそういうことをしたことがないので改めて阪神ダルクさんに助けてもらったおかげだと思います。 この恩は一生忘れません。

 これから断酒を続けて生活して行くのはお酒の誘惑を含め大変だと思いますが一日一日お酒だけには手を出さず頑張って生きていきます。 そして足跡を残せればいいなと考えています。 阪神ダルクさんには 私のようなひどい依存症者にとっては素晴らしい回復するための施設だと思います。 本当にありがとうございます。 一日断酒の積み重ねで頑張って生きて行きます。

尼崎依存問題家族相談教室のお知らせです!

 この度、兵庫県尼崎市で依存症家族相談教室を開催することといたしました。阪神地域の依存症問題でお困りのご家族の方対象です。先ずは抱えられている問題の話せる範囲の近況報告からご家族向け依存症回復支援テキストなどを使いながら安心安全な雰囲気で連続的に行っていく予定です。個別面談も可能な限りご対応させていただきます。予約不要ですが参加予定の方はご連絡いただけると助かります。直接会場へお越しください。秘密厳守いたします。

日時 毎月第2、第4土曜日(先ずは令和6年3月までの予定です)

時間 13時30分より2時間程度 

場所 サンシビック尼崎 茶室   住所 尼崎市西御園町93-2

参加費 無料

お問い合わせ 阪神ダルク 06-7410-4057 浜津

※この事業は兵庫県の「令和5年度 依存症に関する自助グループ等活動支援事業補助金」で行われています

弁護士・社会福祉士 曽我 智史氏(尼崎駅前法律事務所)応援メッセージ

阪神ダルクを応援しています‼

 阪神ダルクの活動は、社会的に意義があります。依存症のために、独力では社会生活を営むことが困難な人に、居住場所を提供して自立をサポートします。依存症の対象は、薬物、アルコール、ギャンブル、ゲーム、ネット、買い物など様々です。依存症は、精神障がいであり、その回復のためには、適切な治療が必要です。そして、その一つに、社会とのつながりを再構築するというプロセスが必要とされています。実は、依存症から回復するためには、これが不可欠です。阪神ダルクは、依存症の人に対して、単に居住場所を提供しているのではなく、社会とのつながりを持つための居場所を提供しているのであり、極めて重要な回復の機会を提供しているのです。

 依存症の人たちが回復するためには、地域社会から排除されることはあってはなりません。むしろ、地域社会に受け入れられる中で、回復が得られます。また、依存症の人たちは、決して犯罪者などではありません。むしろ、孤独を紛らわせるために、何かに依存し、それにより自分を生きることを保っているのであり、地域社会は、彼ら・彼女らに、孤独を感じさせないような働きかけをしなければならないのです。

 阪神ダルクの活動を支え応援することは、社会的な連帯意識が低下した現代社会のなかで、地域連帯を取り戻し、地域社会での支え合いの精神を醸成し、社会福祉の基盤を形成あるいは強化することに繋がります。社会において苦しい立場にある人を支えるという精神の実践は、必ず、それを実践した人のために還元されるはずです。

 私は、社会福祉士・弁護士として、依存症で苦しむ人たちと出会ってきました。もちろん、薬物依存により刑事裁判を受けることになった人とも出会ってきました。他方で、彼ら・彼女らが、社会的な居場所を見つけ、自己存在感を取り戻す機会を得ることにより、回復していくという事例も数多く見てきました。依存症で苦しむ人たちが、ダルクを利用することで、自立していくという好例は数多くあるのです。

 人はだれしも孤独です。人は誰でも、孤独に耐えきれずに精神がダウンすることがあります。その程度は人によって違いますが、強いと思われていた人が酷くダウンすることもあります。そして、人は、そのようなときに、程よい距離感で接することのできる他人を求めるものだと思います。独力で適度に他人との関係を結び、孤独とも向き合いながら自己受容ができれば、依存症には至らないのが通常ですが、人は皆が皆、そんなに器用ではありません。人は不完全であり、その不完全さに正面から向き合うことの苦しみは、誰もが程度の差こそあれ経験したことがあるはずです。

 阪神ダルクは、このような人のもつサガに正面から取り組むという他の支援機関にはなかなかできないことにまで取り組んでいます。

このように阪神ダルクの存在は、とても貴重であり、末永く応援をしていきたいと考えています。 

※6月 阪神ダルクに関する小規模住民説明会等のご案内

今回の各月の説明会は築地福祉会館にて定員30名(先着順)で開催させていただきますが、オンライン参加も可能となっております。定員に達し参加申し込みができなかった方はオンラインでのご参加をお待ちしております。


◎開催日時:2023年6月9日(金)19時~ 参加お申し込み 定員30名(先着順)

◎開催場所:築地福祉会館               (〒660-0858 兵庫県尼崎市築地5丁目2-8)

※googleフォームでのお申し込み 

右のQRコードよりお申込みをお願いいたします。   

※電話でのお申し込み

📞 090-1716-6527


※オンラインzoomでの参加 

 

ミーティングID: 980 5171 4392

パスコード: 7410


※zoomで参加された方のご質問はズームチャットでお願いいたします。尚、時間の都合により全部お応えできない場合はご了承ください。

※録画、録音等、2次転用はご遠慮ください。

※定員は30名(先着順)です。完全申し込み制ですので30名を超えた場合は締め切らせていただきます。当日会場にお越しになられても申し訳ございませんがご参加いただけません。

第2回阪神ダルクに関する住民説明会 当日配布資料

緊急支援のご協力をお願いいたします!!

皆様、お助けください。未だ苦しむ依存症者の回復の居場所の灯を消さぬよう緊急支援お願い  献金・献品をお願いいたします。

阪神ダルクが開設して数か月が過ぎました。開設したばかりで非常に苦しい状況であります。 非常に心苦しいのですが、ご寄付及び、ご家庭で余っている日用品の献品をお待ちしています。特にお米が大変助かります。 本当に厳しい状況で、皆様からの支援でなんとか成り立っており、依存症者の回復の居場所を絶やさないようにしたいと考えていますので、何卒ご支援のほどよろしくお願いします。

ご家庭で余っている食料品(米、乾物、調味料)から、洗濯洗剤やシャンプー、石鹸、などがございましたら、阪神ダルクまでご献品ください。特にお米が大変助かります。

また、尼崎市に立ち上がったばかりで、運営資金も非常に苦しい状況です。本当にお恥ずかしいのですが、このままでは年末まで施設維持ができるかわからない状況です。みなさま、本当にお助けください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

1人でも多くの仲間たちに依存症からの回復を手にしていただくために活動しております。
1人でも多くの依存症で苦しんでいる仲間たちを救うために、どうかご支援、ご協力のほどを何卒宜しくお願い申し上げます。

ー 振込先ご案内 ー

GMOあおぞらネット銀行(金融機関コード:0310)

支店名:法人第二営業部(支店コード:102)

普通口座:1311090

名 義: 一般社団法人かえでの会

※ご入金の前にご連絡を頂けると幸いです。 

※献金・献品に関するお問合せ・ご相談は下記の携帯へご連絡ください。

TEL: 090-1716-6527 ( 阪神ダルク 濱津)   

E-Mail: hanshin.darc@gmail.com

阪神ダルクより願いを込めて...

阪神ダルク設立賛同人の方々に感謝いたします。未だ苦しむ依存症者の居場所を、回復の灯を守るために、どうかあたたかく見守って頂ければ幸いです。阪神ダルクから願いを込めて...。

阪神ダルク設立賛同人 (敬称略・五十音順)

麻生 克郎(公益財団法人 復光会 垂水病院 副院長)

安西 敦(神戸女学院大学 人間科学部 非常勤講師・弁護士)

石塚 伸一(龍谷大学法学部教授・弁護士)

置塩 紀章(兵庫県立ひょうごこころの医療センター 依存症医療センター長)

加藤 武士(木津川、奈良ダルク代表)

川西 悦子(自立援助ホーム 一般社団法人 若葉 代表理事)

幸地 芳朗(幸地クリニック院長)

佐々木 光明(神戸学院大学 法学部 教授)

笹倉 香奈(甲南大学 学長補佐 法学部 教授 )

ジョヴァンニ・デリア神父(聖パウロ カトリック尼崎教会)

曽我 智史(尼崎駅前法律事務所 弁護士)

園田 寿(甲南大学名誉教授・弁護士)

谷家 優子(公認心理士)

中田 智惠海(NPO法人 ひょうごセルフヘルプ支援センター代表)

野田 哲朗(兵庫教育大学客員教授・東布施野田クリニック院長)

藤田 滋(神戸リカバリー法律事務所 弁護士)

古市 敏彰(弁護士法人 ひょうごパブリック法律事務所 姫路事務所)

丸山 泰弘(立正大学法学部教授・犯罪社会学会理事・司法福祉学会理事)

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